憲法学者って?
私の大学卒業研究指導教官は、生産工学専攻の講師でした。
講師って事は、研究室のNo.2・・・No.1は、教授で東工大の名誉教授
ネジの神様って云われるくらい偉い先生でした。
丁度、私が卒業研究をしている同期の学生が、こんな研究をしていました。
『JISに於けるネジの等級に対する考察』
加工に詳しい方は、良くご存知だと思いますが
ネジは旋盤で切る事が多いです。
昭和の時代までは高速度工具鋼と云う材質の刃物で加工していました。
刃物は使えば摩滅します・・・その摩耗は、歯の側面より減っていきます。
その事を考慮して、JISの等級はネジの側面の寸法公差で決めています。
時代は変わり、昭和の終わりくらいから刃物の材質も
高速度工具鋼から超硬工具へと代わってきました。
ところが、超硬工具の摩耗は先端より進んでいきます。
故に、JISも見直しの時期が来たと、当時講師の先生が提唱し
その研究を私の同期が検証していたと云う訳です。
ネジの神様、当時のJIS編纂委員の大先生にとっては
持論を否定する不肖な弟子・・・研究発表で激怒してしまいました。
ところが、やはりここは理工科系の先生同士・・・理論と実験で勝負!
我らが指導教官の正しい事が証明されました。
文化系の学部の事はわかりませんが・・・憶測から
文化系の場合、実験で証明出来る事は希だと思います。
師匠が『集団自衛権は違憲』であると一旦表明してしまったからには
絶対に『違憲』は、『違憲』
おまけに、我が師のように・・・師匠に嫌われてまで
正義を押し通そうって変わり者もいないと思います。
特に、名門の大学になればなるほど・・・
私は、小学六年生の時に担任の先生から
憲法第一条、第九条等を覚えさせられ、今でも第九条は
ソラでも云う事が出来ます。
憲法学者の方って、本当に憲法第九条を読んだ事が有るのか?
って、ここ数ヶ月思ってしまう事が多いです。
私の勝手な憶測では・・・
「憲法を変えたい」って云う学者先生が多いのでは・・・って(w)
絶対に憲法九条は変えてはダメです。
そのためにも、現実に戻って考えて欲しいと思います。
とりあえず・・・第九条の条文をもう一度読みましょう!!