猫もそれぞれ

最初に飼った猫、カナを保護した時に或る猫飼いの先輩から・・・
『カナちゃんのためを考えたら、完全室内飼いが良いわよ。』
って、アドバイスをしてもらった事がありました。
ただ、カナはkontenten興業の資材置き場で保護された外猫
両親共に由緒正しい野良猫で・・・おまけに外が大好き(><)
家でも会社でも、玄関を自分で開けて出て行ってしまいます。

家も会社も一応庭はありますが、すぐ前が交通量の多い道路です。
交通事故は、轢いた方も轢かれた方も不幸になりますので
庭の外に出ぬようヒモを付けて出してあげました。

すると・・・またまたアドバイス
『外に出すと他の猫と接触したり、土壌に含まれる細菌が原因で
感染症になる事があるので、やっぱり完全室内飼いが良いですよ。』
ただ、ここで考えたのが・・・カナにとってのストレスです。

うし柄のエルみたいに、部屋の中に篭もっている事が好きな猫
でしたら問題はないと思いますが・・・カナは、外が大好き
外に出さないと大暴れしてしまうくらいに・・・外が大好きです。
そうそう、書き忘れましたが・・・カナは、猫と申すより黒豹
そんな黒豹がストレスフルで大暴れしたら大変です(><)

そんな訳で、折角アドバイスして下さった方には悪いですが
ヒモ付きで庭に出すのが我が家ではスタンダードになりました。

あと、猫を飼ってみえる方から見たら、またまたヒジョーシキですが
カナは、ワクチンを打った事がありません。
（カナの以降の猫は、全員ワクチン接種をしています。）
なので、晩年は感染症と思われる病気との戦いでした。

そんなカナも去年の１１月に亡くなってしまいました。
享年１４歳・・・家猫としては決して長命ではありません。
アドバイスして下さった方の仰る通りにして、ワクチン打って
室内でおとなしくしていたら、もう少し長生きできたかも知れません。
ただ、そんな生活がカナには幸せだったでしょうか？

幸いカナの最期を看取る事が出来ました。
猫って、最期は鼻でなく口で息をするようになります。
何か、カナはカナなりに感謝の言葉を云っていたような・・・

ブログ等で・・・猫の事を一番に考えていますって方もみえます。
まさに・・・それが飼い主としての見本・・・正しい考えだと思います。
ただ、本当に『猫のため』・・・って何でしょう。
飼い主の自己満足にならぬように気を付けたいと思います。

・・・猫のため・・・でなく　・・・自分のため・・・にならぬように・・・