dark_kontenten’s diary

kontenten in dark side.

積極的宗教

鶴ヶ島のゴルフ練習場に、美味しいコーヒーを出すお店がありました。
そこには、週一回のゴルフレッスンに通っていたので、毎週練習の日は
必ず、レッスンが始まる前にコーヒー一杯飲んでから習いました。

ここのマスターは、以前・・・現在は外資系になってしまった、ディーゼル
噴射ポンプを作っている会社に勤めていたそうですが、諸般の事情で
会社を辞め、ここにコーヒーショップを始める事になったそうです。
 このお店の特徴は、まず・・・コーヒーが美味しいこと。
コーヒーは、すべて自家焙煎で相手に合わせて入れてくれます。そして
マスターの人柄も良く、色々な話をしてレッスン前の一時を楽しく過ごしました。

そして、段々仲が良くなってくると・・・こんな事を云うようになりました。
『瞬間って秒数にすると、どのくらいか知ってますか?』
『宇宙の広さって、何処くらいあるでしょう?』・・・なんて話題になるように・・・
私はテッキリ、科学雑誌『ニュートン』でも愛読している科学オタクなのかな・・・
なんて深く考えずに・・・そのコーヒー屋さんに通うのを楽しみにしていました。

それから、暫くして・・・私の携帯電話に、定休日のハズのマスターから
『近くのファミレスにいるのだけど、一緒に食事しませんか?』って電話が・・・
このパターン、訪問販売とか保険の勧誘とかの常套手段って直感的に判断して
携帯電話を良い事に、外出して暫く帰れないって事にして難?を逃れました。

そして、次のレッスンの時に・・・マスターに聞いたら・・・やはり
宇宙の大きさも瞬間の長さも、紀元前から研究され法華経のに記させている。
すなわち、法華経妙法蓮華経)を学ぶ事で真理を知る事が出来る・・・って
やっぱり、嫌な予感は的中・・・あの場に行ったら、世の中に良く存在する
『入信しないと帰さない』って事になったと思うと、今でもゾッとします(w)

そのマスターが云うには・・・今の仏教は『葬式仏教』に成り下がっている。
それでは、これから来る国難から逃れる事が出来ない・・・なので
我々の宗教団体が世の中を正せばねばならない・・・だそうです。

確かに、お葬式や法事関係でしか世話になる事がないのは間違いなく
私も、親父が亡くなってからお寺とお付き合いをするようになりました。
ただ檀家になると、年に3回・・・お寺を訪れなければなりません。
お正月、花祭り、お施餓鬼・・・他に数年に一回ですが、旅行があります。
檀家対象の旅行ですが・・・普通の檀家さんは、面倒くさがって行きません。
幸い、高校生の頃から倫理社会が得意で仏教についても興味があったので
お寺の旅行に行きました。・・・行き先は総本山の比叡山延暦寺
天台宗の故郷、最澄が修行をされた中国浙江省にある天台山です。
お山に登る事で、何か自分でも理解出来ない力を感じるようになり
また、お坊さんの話を聞いていると、考えさせられる事が沢山・・・。
そして、天台宗でよく言われます『心の中の仏に会いに』って言葉や
また『一隅を照らす人は国の宝である。』って言葉もキーワードだって
少しずつ感じるようになってきました。(未だ少しですが・・・)

他人に自分の信じる事を押し付ける宗教もあれば・・・
縁があって結びつけてくれる宗教もあって宜しいのでは、と思います。
他人に押し付ける・・・最近、中東で流行っている『何とか国』と同じような・・・
自分の思想に異論を唱える者は敵である。コーランを取るか死を選ぶか
末法思想で人を脅かし、南無妙法蓮華経を唱えないと地獄に堕ちる。
どちらも、なんだか・・・同じ穴の狢って感じがしてなりません。

って、こんな批判をする私も・・・ホントは同じ穴のムジナかも知れません(><)
ここで毒を吐いて、少しでも早く『一隅を照らせる人』にならねばと思います(^^)

f:id:kontenten:20150122150007j:plain(中国天台山の仏像)